雷鳴の中でも (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-4)

  • 早川書房 (1979年12月1日発売)
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本棚登録 : 34
感想 : 4
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みんなが嘘ついたり(犯罪とは関係ないのに)、話を途中でやめたり、自称探偵が根拠ない思い付きを大声で喚いたりすることで話をかき回し、引き伸ばしているだけ、って感じ。『盲目の理髪師』みたくスラップスティックをねらってるわけでもなさそうだし(実際面白くないし)。
特にオードリーがいらいらする。めんどくさい女だな。アラサーなんだからもっと落ち着いて振舞えよ。あんたがヘンな陽動しなければ、この犯罪は起きなかったでしょう。
動機も破綻してるような。本来の目的は、イヴと離れたかったってことなんだから、殺して済むんなら、そもそも恋愛沙汰やってみせる必要ないし(そしたらオードリーもイネスも巻き込まれなかった)、殺しちゃったらその後のお話は不要。てことで、物語が成立しないのであったw

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外小説(娯楽)
感想投稿日 : 2010年11月27日
読了日 : 2010年11月25日
本棚登録日 : 2010年11月27日

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