被害者への聴取が嫌になりサウナに逃げてしまう刑事、佐原真一。連続少女誘拐殺人事件の捜査担当だった彼は、新聞に載った犯人からの声明文と現在誘拐されている女生徒の養護教諭である松浦梨香に助けられながら、犯人を追い詰めるが――。
第二章、第三章、第一章の順番でつながる物語。読み終わってなるほどーと思ったけど、この手は古典に代表作があることにいま気づいた。二つの誘拐事件と主人公である佐原の「病気」などなど、誘拐がテーマな割には少しのんびりしていたかなあ。
物語としてはあまり複雑性はなかったように思いますし、ラストもそれほど驚くに値しなかったかな、と。これといった大仕掛がされているわけでもなかったのですが、ストレートなミステリとして楽しむことができました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
推理小説(国内)
- 感想投稿日 : 2013年5月4日
- 読了日 : 2013年5月2日
- 本棚登録日 : 2013年5月2日
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