緋色の囁き (ノン・ポシェット あ 11-1)

著者 :
  • 祥伝社 (1993年7月1日発売)
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本棚登録 : 274
感想 : 15
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囁きシリーズ1作目。
全寮制のお嬢様学校を舞台にしたホラーでもあり、ミステリーでもある作品です。閉鎖された女学園、一般人には窺い知れない秘密の花園的な舞台設定がミステリアスで魅力的でした。表紙のきたのじゅんこさんのイラストがまたイメージぴったりで。百合要素なんかも入ってて、もう趣味全開だなぁと(笑)
ただのハッピーエンドではない、含みを持たせたラストもお気に入りです。
続編はまた別の話みたいだけど、どこかで繋がってくるのかな。
作品の途中に謎の独白が挟まって、最後にその意味がわかるという構成はこの頃からすでに完成されていたんですね。著者近影の若さにびっくり!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2012年12月29日
読了日 : 2012年12月29日
本棚登録日 : 2012年12月29日

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