愛の重さ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房 (2004年9月16日発売)
3.56
  • (9)
  • (20)
  • (29)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 265
感想 : 24
4

誰かを愛するということ、誰かに愛されるということ。二人の姉妹の人生の一部を覗き込みつつ、それぞれの愛の重みを描いたアガサ・クリスティーの名作。

アガサ・クリスティーがもともと違うペンネーム、メアリ・ウェストマコット名義で執筆した6篇のうちの一つ。
一番しっかり描かれたであろう愛はローラとシャーリーの姉妹愛なのだろうけれど、ローラと父母やシャーリーとヘンリーの愛についても描写があっていろんな形の愛があるよなと思いました。ただ、親子愛に関しては『春にして君を離れ』なんかでも触れた話だし、だいぶ軽めだった気もする。
愛以外の描写でいうと、ローラとボールドックの友情に心温まった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月9日
読了日 : 2022年12月9日
本棚登録日 : 2022年12月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする