著者のダナさんに勝るとも劣らぬくらい、私はダメダメ主婦である。これまでに何冊もの片付け本を読んだけれど、読んで終わりで全然実行出来なかった。だからもう、お片付けマニュアル本は読まずにいた。読むと「あぁ、私には出来ないんだ。私はダメ人間だ」なんて自己嫌悪に陥るから。
なのに何故この本を読んだのか?それは、大浦千鶴子さんが大好きだから!
大浦さんの訳は本当にすごい。読みやすくてスイスイ読めてしまう。日本語と英語を知り尽くした素晴しい翻訳家さんだと思う。
翻訳の秀逸さは勿論のこと、本の内容もナイス。これならホントに出来そう。ウチは元がひどすぎるので、これで片付くまでには相当な時間がかかるであろう。私の事はさておき、本書は、片付けヘタな人に「これなら出来るかも?!」なんて勇気を与えてくれる1冊だ。

読書状況 読み終わった

この本を選んだのは、関口英子さんの訳が読みたかったから。原書はイタリア語なので読んでいないけれど、関口さんの訳は無駄がなく本当に読みやすい。
日本語訳に関してなら☆5なのだが、お話の中に理解し難い場面があったので3。
それは、主人公マファルダがクラスメートたちの持ち物を盗み取った件。人のものを盗むことについて、まったく罪悪感なく普通に語っているのに衝撃を受けた。以前は仲良しだったキアラは、確かにちょっとイヤな感じの子だと思うが、だからと言って彼女のものを盗んで良いことにはならないだろう。盗んだことがいつバレるのか、それともいつか返すのか、と気になりながら読み進んだが、そのような記述は無かった。
逆に、マファルダは、他のクラスメート男子に虫眼鏡を騙し取られている。こちらも最後まで返されることは無かった模様。人のものを取っておいて何も感じないのかこの子たちは?!
難病に冒された少女が徐々に視力を失っていくという、作者自身の体験をもとにして書かれた作品で、普通に読めば感動モノなのだろうが、残念ながら今ひとつな読後感となってしまった。

2020年7月1日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2020年7月1日]

内容はとってもおもしろいのだが.........
文体が軽すぎて、読んでいて少々疲れる。
しかし.........まー、ひとつひとつのエピソードは本当におもしろい。自分の学生時代を思い出す.........みたいな。

2020年6月23日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2020年6月23日]
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