読了:2010/9/5
怖い絵シリーズ→ブルボン王朝12の物語→フランス革命史、という流れで初めて読んだ、少女マンガの古典(というにはまだ早いかも)。
オスカル「様」と呼ぶ人々の気持ちが少し分かった気がした。たしかにかっこいいわ。そして美しいけれども、人間的。
アントワネットは思慮浅く、自分の持つ地位の意味を分かっていないが、王族として誇り高く、若く(というよりは幼く)素直で美しい女性として描かれており、憎まれ役というよりその浅はかさのために陥る運命について哀れさを感じさせる立ち位置である。
表現や絵柄はやはり古さを感じるところもあるが、早く続きが読みたくなるストーリーテリングはすごい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2010年9月20日
- 読了日 : 2010年9月5日
- 本棚登録日 : 2010年9月5日
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