全10巻におよぶ宇宙SFシリーズの9巻目下巻。
いよいよ残り一巻となり、物語のクライマックスに向けてすべての主要人物たちが、小惑星セレスの一角で交錯する。
狭くて広い世界で繰り広げられてきた、長くて辛いヒト同士の争いはようやく収束が見え始めたが、ヒトの想像を越えた知性体が存在する宇宙の中で、人類はこの先どこへ向かうのか。早くも次の広がりの可能性を作者は示唆している。
最終巻の上梓は2018年になるという。第一巻の『メニー・メニー・シップ』からここまでほぼリアルタイムで読めて幸せ。第二巻の『救世群』であまりのギャップに困惑し、放り出さなくてよかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学・評論
- 感想投稿日 : 2017年8月28日
- 読了日 : 2017年8月25日
- 本棚登録日 : 2017年8月28日
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