天冥の標IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと(ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房 (2016年10月21日発売)
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本棚登録 : 399
感想 : 41
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 全10巻におよぶ宇宙SFシリーズの9巻目下巻。
 いよいよ残り一巻となり、物語のクライマックスに向けてすべての主要人物たちが、小惑星セレスの一角で交錯する。

 狭くて広い世界で繰り広げられてきた、長くて辛いヒト同士の争いはようやく収束が見え始めたが、ヒトの想像を越えた知性体が存在する宇宙の中で、人類はこの先どこへ向かうのか。早くも次の広がりの可能性を作者は示唆している。

 最終巻の上梓は2018年になるという。第一巻の『メニー・メニー・シップ』からここまでほぼリアルタイムで読めて幸せ。第二巻の『救世群』であまりのギャップに困惑し、放り出さなくてよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学・評論
感想投稿日 : 2017年8月28日
読了日 : 2017年8月25日
本棚登録日 : 2017年8月28日

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