『きっと、うまくいく』に続く、インド工科大学関係教育映画。
ネタバレになるかもしれませんので、それが嫌な方はここから先は読まないで、映画館かDVDで直接本作をご覧になることをおすすめします。
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実話だという話だけど、ちょっと信じられません。インドって本当に何でもありですねえ。
アーナンド先生は阿部寛に似ている。インド映画の主人公がイケメンだとむしろ違和感がある(笑)。
でも若い頃はちょっと老け顔に見える。
ご家族が本当に仲が良く、主人公が本当に愛されているのが心があたたまった。でも家族の総力を挙げても、主人公をイギリスまで送る旅費が出ないのが、インドの現実。翻って自分は本当に恵まれていたなあとしみじみ思った。親には感謝しないといけないなあと思いました(笑)。
主人公の弟さんの影が薄いのが気になっていたのだが、これがラスト近くに伏線になっていたのが笑えたというかすごかった。脱帽。
「王には王の子供しかなれない」ドローナはアルジュナを最強の戦士にするためになんとかさんの指を切り落とした、という話ですが。ラーマーヤナまで持ち出されては、インドの一般市民は黙るしかないだろうけど。
でも、厳密にいうと、王と戦士って違うよね、と思った。王はべつに戦闘力が強くある必要はないと思うけれども。
自分は数学非常に苦手にしていたのですが、数学がもう少しできていたら、もっと人生楽しかったのかもしれません。
メルケル元首相も、物理学はどんなイデオロギーの国においても変わらないから、自分は物理を専攻した、と言ったそうですし。
松下村塾も無料の塾だったと聞いてます(明治維新の是非は置いておくとしても)。教師の志が人を動かすのだと思います。
「1~9までの発明がなければ、0の発明もなかった。」の言葉が印象的だった。
- 感想投稿日 : 2022年10月19日
- 読了日 : 2022年10月19日
- 本棚登録日 : 2022年10月19日
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