美麗な文章で綴られる芸術論ですが、アイロニーやユーモアもあり批評のレベルにとどまらないと思う。
豊かな歴史的観点からの考察もさすが。
「骨董」に関する氏の「骨董の世界が所謂「美術鑑賞」と異なるのは、品物を買ってから始まり、そこから品物が此方の生活に触れてくるのだ」との下り、サブスクとレコード購入の違いを日頃思う自分としては膝を打った。
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- 感想投稿日 : 2023年12月29日
- 読了日 : 2023年12月29日
- 本棚登録日 : 2023年12月29日
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