とっぴんぱらりの風太郎

著者 :
  • 文藝春秋 (2013年9月28日発売)
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本棚登録 : 3419
感想 : 548
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タイムマシンで大坂冬の陣夏の陣を間近で体験してきたような、充実した疲労感に包まれて読了。
面白かった!では伝えきれない。
燃え盛る城から無事出られた安堵感もリアルな感覚。
万城目学さんが描くニート忍者の数奇な運命。今はなき豊臣大阪城で落城の最中、こんなことがあったかもしれない、なかったかもしれない、史実と空想を混ぜこぜにして楽しく読みました。
忍者仲間も、ライバルも、やんごとなき方々も、謎のひょうたんの方も、個性と魅力にあふれていて、時に切なく時に痛快にあの時代を駆け抜けた気分。
先に読んでいた「プリンセス・トヨトミ」、あれに繋がるの?とまたわくわく。
久々にこんな分厚い本を読みましたが、納得、満足!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年7月27日
読了日 : 2020年7月27日
本棚登録日 : 2020年7月27日

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