淡々とした描き方、登場人物の喜怒哀楽がわからない表情などから、余計戦争の怖さが伝わってくる。
みんな玉砕は避けたかったんだよね、やっぱり、
とか、ラバウルといえばうちのじいちゃんも…など、当時の人々の心情や生活を思い浮かべながら読んだ。歴史では日本全体が戦争に突き進んだ、異議はとらえられなかったと教わったけれど、やはり戦争の意義に疑問を持ったり、反抗したりした人々もいたのだと当時のリアルな世界を知った気になった。
本作は水木しげる展に行って、原稿の展示を見るまで存在を知らなかった。水木先生ならではの表現で、グロい場面もありながら戦場のことを教えてくれる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年5月16日
- 読了日 : 2023年5月16日
- 本棚登録日 : 2023年5月12日
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