メデューサとの出会い (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 3) (ハヤカワ文庫SF) (文庫) (ハヤカワ文庫 SF ク 1-48 ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラ)

制作 : 中村融 
  • 早川書房 (2009年10月30日発売)
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感想 : 16
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 最終編。借り出しの都合で2番目に読んだ。

 作品そのものは既読がほとんどなんだが、ハッピーエンドの「イカルスの夏」、ソロバン活躍の「彗星の核へ」、あくなき夢の「土星は昇る」、火星年代記っぽい「未踏のエデン」、暗くてなんか皮肉っぽい「憎悪」、小粒の「ドッグ・スター」、密室殺人ノリの粋な解決「メイルシュトレームII」、未来に知能を持つのはイカであるという予測を思い出させる「きらめく生きもの」、素晴らしいオチが全編を引き締める「秘密」、これこそ夢「太陽からの風」、これまたブラックっぽい「神々の糧」、少しわかりにくい「無慈悲な空」、美しいがラストがイマイチの「地球太陽面通過」、木星でのファーストコンタクト「メデューサとの出会い」、あとはエッセイへと続く。

 訳にもよるがいずれも光の表現が素晴らしく映像的であることが特徴だ。これこそクラーク節なんだろう。

 収録作品は以下の通り。
イカルスの夏
彗星の核へ
土星は昇る
未踏のエデン
憎悪
ドッグ・スター
メイルシュトレームII
きらめく生きもの
秘密
太陽からの風
神々の糧
無慈悲な空
地球太陽面通過
メデューサとの出会い
グレート・リーフ
五感以上
バック・トゥ・2001
信条

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2011年9月3日
読了日 : 2011年5月1日
本棚登録日 : 2011年9月3日

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