ある晴れた夏の朝

著者 :
  • 偕成社 (2018年7月13日発売)
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感想 : 114
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フォローしている方のレビューで知ることができました。この本が広く手に取られますように。

最後のスピーチと共に本書を読み終わったとき、思いもよらず身震いがした。
余りにストレートに言葉が自分に届くことに驚いた。
それまでの間、僕は知らず知らずのうちにディベートのジャッジをしていたかもしれない。
原爆投下を巡る議論も、予備知識と照合して自分の意見を確認するかのように読んでいたのだろう。
だけれども、ナオミのスピーチに込められた真摯な気持ちに-作者の純粋な祈りに-、ただ心を打たれた。
これは小説でしか書けない、小説だからこそ書けることだろう。事実を伝えるメディであること以上に、本質と共感を届ける小説の力がここにはある。

Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion ,too
Imagine all the people
Livin’ life in peace

You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will be as one

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年6月26日
読了日 : 2023年6月26日
本棚登録日 : 2023年6月26日

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