宝石チェーン店のカリスマ社長、堂条秀一が六甲山の別邸で殺害される。死体が発見されたのはフロート・カプセルの中。しかもサルバトール・ダリに心酔していた彼自慢のダリ髭は剃り落とされ、室内には死体を移動した痕跡が。何故、彼の髭は剃り落とされ、死体は移動させられたのか。
ごく単純に、面白かったなと思った。
人間関係は比較的(こういう推理小説としては)シンプルだし、大掛かりなトリックがどうこうというところもないのが賛否両論かもしれないが、私は好き。 サルバトール・ダリを背景に、フロート・カプセルやダリ髭などの小道具が謎を盛り上げていて、興味を持てる人は楽しいと思う。 (2005-06-22)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2011年3月31日
- 読了日 : 2005年6月22日
- 本棚登録日 : 2011年2月5日
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