人の騒ぐ声に導かれて読む本はいつも手垢に塗れた文学であるため冷静な評価は困難だが、繊細と表現もできるだろうし、がさつとも表現しうるその"軽さ"が時代精神というものなのだろうか。小回りのきく、それでいて瀟洒な、とつい言ってしまいたくなるが、その背後で作者は血を吐き流しながら作品を書いていることは、忘れない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年4月10日
- 読了日 : 2014年4月10日
- 本棚登録日 : 2010年4月26日
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