承久の乱 日本史のターニングポイント (文春新書 1199)

著者 :
  • 文藝春秋 (2019年1月18日発売)
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この本は本当に分かりやすく、おもしろい。後鳥羽上皇の目指すところと頼朝と、その仲間たち、その後の義時とその仲間たちが護りたかったところのギャップを浮き彫りにするための背景を遡って分かりやすく説明してくれている。本郷先生曰く、乱そのものではなく、そこに至るまでが非常に重要であることも納得。さらにはこの乱の結果の歴史的な意味、そして個人的には三上皇配流の説明が分かりやすくまとまっていて、この流れを他の資料を見ていたのだけど、よく分からず困っていたので目から鱗。またそちらの資料に戻ってみよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史書
感想投稿日 : 2022年12月23日
読了日 : 2022年12月23日
本棚登録日 : 2022年12月16日

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