知の武装: 救国のインテリジェンス (新潮新書 551)

  • 新潮社 (2013年12月14日発売)
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・チェチェン人。「血の報復の掟」により強固な民族な絆。男子が生まれると七代前までの男系男子の名前と、生まれた日と場所、死んだ日と場所と死因を教える。殺害された場合は報復、仇が死んでいる場合は男系子孫に報復
・オバマ大統領の「シリアの挫折」は、今後の東アジア情勢に「重大なツケ」となって回ってくる。特に尖閣問題へ深刻な影響
・外交官は海外との正式な折衝の場では通訳を使う
・安全保障の主戦場は2つのスペースに移りつつある。「サイバースペース」と「アウタースペース」、即ち、ネット空間と宇宙空間
・未曾有の危機に直面して必要なのは、専門家の言うことをよく聞いて余計な喧嘩はしない、これはという人に任せることができる、物事の判断が的確で、有能な人を嫉妬したりしない指導者
・諜報活動は、工作を通じて、歴史そのものの舵を切ろうとするもの、一方、インテリジェンス活動は、現状を精緻に分析することで近未来の出来事を読み抜こうとする営為
・中国に従業員を送ることは、公安当局に眼をつけられる潜在的な危険を抱え込むこと

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年11月4日
読了日 : 2013年12月31日
本棚登録日 : 2018年11月4日

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