今年は小説を中心に60冊くらいの本を読みました。
例年に比べると、少なめ、かな。
ただ、今年もいい本に出会えました。
それだけで、いい1年だったと思えます。
感動したという意味では、本作が今年一番の収穫だったかもしれません。
絵がとにかく緻密で、私がこれまで絵本に抱いていたイメージをはるかに超えています。
細かいところまで実に丹念に描かれていて、読むたびに新たな発見があります。
それより驚いたのは、ストーリーの面白さ。
想像したよりもずっと凝っていて、最後は思わず目頭が熱くなりました。
ははあ、あの人差し指で鼻をこするのは、そうですか、そういうことでしたか。
40歳を過ぎて、すっかり薹が立った取るに足りないおっさんに成り下がり、心もこっちこちに硬くなりましたが、それでも辛うじて軟らかい部分が小指の先くらいは残っていたのだなぁ、と感じた次第。
子どもも大人もぜひどうぞ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年12月21日
- 読了日 : 2016年12月21日
- 本棚登録日 : 2016年12月21日
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