ちゃんと「恋愛小説」を読んだ、という充足感。
恋愛小説と言いつつ、恋愛は代替可能な道具で、結局「自分探し」かーいみたいな話じゃなくて、慈雨も栄もきちんと自分を引き受けた上での関係だったのが良かった。
どん底の痛みまで引っくるめて(だって人生に不穏なものがないわけがない)とても健やかに感じられる作品だった。
著者の作品は数作読んでいるけど、ダントツでこれが好き!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年11月8日
- 読了日 : 2018年11月8日
- 本棚登録日 : 2018年11月2日
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