(図書館本)お勧め度:☆6個(満点10個)読み終えてなんか、すごく空しく感じてきた。所詮人間は自分の犯した業によって、因果応報の罪を償うものだ。この小説も、仏教的思考によってなりたっているが、たとえ、妻であっても他人には言えない秘密の積み重ねによって、負の要因が現実になっていくというお話。こう書くと難しく思えるけど、全ては自らが過去に犯した罪の報いとして娘の失踪と猟奇的な犯罪~拉致した女性の体の一部を家族に送り付け楽しむ~を絡ませて展開していく。最後にすべてが終息し円団を迎えるけど非常に悲しい結末に終わる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2020年3月29日
- 読了日 : 2020年3月29日
- 本棚登録日 : 2020年3月29日
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