文書のテンポがよく読みやすい。自費出版原稿によるシベリア勾留体験と、現在の事件が交互に示される。シベリアでの想像を絶する体験記のリアル感とそこに散りばめられた伏線をきちんと納める納得の出来。さずが、江戸川乱歩賞と思ったが、巻末の審査員の評価やamazon等の評価は決して絶賛している人だけではないですね。なんでだろ。途中何回か鳥肌きましたし、ひさしぶりに重めの話を読んだので非常に満足です。
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- 感想投稿日 : 2010年5月6日
- 本棚登録日 : 1999年11月30日
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