購入以来9年ほど積読だった。
図書館の本には返却期限があるからどんどん読むが、本書のように購入した本はついつい積読状態になってしまう。
昨日だけたまたま図書館の本が手元に無かった。
活字中毒者としては、そういう時は家に有る積読本解消の好機。
本書は当時ほんの数ページだけ読んで、なんとなく好きになれずに放置したもの…のはず。
しかし今回は一気に読み終えることができた。
あんまり気持ちの良い内容ではないのだが…。
ただ不思議なことに、きっと他の読者なら、また9年前の自分なら、あまり琴線に触れることが無さそうな祖母の章が、なんだか良かった。
本書の解説で石田衣良氏が、直木賞受賞作の『対岸の彼女』と本書を読み比べて欲しいと書いているので、まだ読んでいない『対岸の彼女』を読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・物語 (時代小説はこちら)
- 感想投稿日 : 2019年11月1日
- 読了日 : 2019年11月1日
- 本棚登録日 : 2019年11月1日
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