異端の人間学 (幻冬舎新書)

  • 幻冬舎 (2015年8月6日発売)
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本棚登録 : 271
感想 : 28
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タイトルからはわからないが、主にロシアについての対論。
五木寛之さんがロシア通だというのは初めて知ったが、「さらばモスクワ愚連隊」の著者だと知れば然もありなんという感じ。
五木さんの持論は、独特でオリジナリティがあり、興味深かった。ご自身で実践派と仰っていたが、そういった点もあるのかもしれない。
五木さんの語り口は自然体でやわらかく、包容力があって好感が持てる。

お二人とも圧倒的な知識で読んでて面白いけど、対話というより各々の一人語りが多かったように感じた。
ここら辺は相性だろうか。その点、佐藤優さんと池上彰さんの対談は、池上さんの合いの手が抜群で相乗効果を感じる。
とは言え、総論で言うと良書である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月18日
読了日 : 2022年7月18日
本棚登録日 : 2022年7月18日

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