山本勘助の物語。
300ページほどの本だったので数日で読めました。
本書では軍師として描かれています。
間者より軍師の方がピタッときますね。
今川家で士官が叶わないところから、武田家で召し抱えられ、軍師となり川中島の戦いで死去するところまでが描かれています。
物語の導入が上手かったです。
青木大膳という浪人者を最初描いておいて、少ししてから勘助を登場させるところが上手く話に引き込まれました。
信玄との関係性の他に由布姫(諏訪御料人)と勝頼に忠誠を誓うところも話の柱となっていますね。
信玄は於琴姫も妾としたので、勘助は一度於琴姫の命を奪おうとしたりもします。
軍師としての活躍も十分描かれており、評価の高い本であるのがわかりました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2021年2月27日
- 読了日 : 2020年11月24日
- 本棚登録日 : 2021年2月27日
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