世界を変えるキッカケは、足元の石ころにある。
ただしイノベーションは研究室の中で生まれない。トロント大、ケヴィン・ダンバーの研究によれば、革新的なアイデアは、非公式なミーティングの場で生まれること多かったとある。本号の「世界をもっと良くする仕事」の「問題」は、現地に足を運び、肌で感じる事でしか見つける事は出来ない。ただし、その「解決策」を生み出す事は、ソーシャルネットワークが発達した今日であれば、容易だ。例えば南アの飢餓という問題に対して、北米の漁業関係者が、画期的な提案をする事だってありえない話ではない。
組織的なボランティアも含め、弱者救済、環境保全などの事業はビジネスである以上、持続可能なものでなければならない、またより良い活動となるべく、優秀なスタッフを集める必要があり、見合う報酬を用意する必要がある。弱者からの直接報酬である必要はないが、利益を産む仕組みを構築する事を、社会貢献の倫理観と混同し除外してはいけない。
記事の見出しは 「NODA,Who? 」もう一人俺の隣に座ってるぜ!? とか言ってみる。
新政権の船出は前途多難であることは明白である。また次政権へのブリッジでしかない。前任からの負債は重く、原発事故、復興、景気対策、医療補償、ねじれ、党内分裂、国民不信。自分がいないシーソーゲームの結果首相の座についた彼の心中は想像しえない。大ナタを振るうことを期待したいがせめて、マリオネットの糸を断ち切り、バトンを渡して貰いたい。政権交代前の民主党としての罪滅ぼしが彼に課せられた役目ではないか。官僚沼の利権泥にまみれてくねるドジョウにはなって欲しくない。
- 感想投稿日 : 2011年10月24日
- 読了日 : 2011年10月24日
- 本棚登録日 : 2011年10月23日
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