猿山リムさんの感想・レビュー

ユリア100式 8 (ジェッツコミックス)

著者 : 萩尾ノブト 原田重光

• 白泉社 (2008年10月29日発売)

　８巻なので基本構造は割愛。
　安定のバカでエロ。

　戦力の逐次投入であり、新キャラ追加。
　出し過ぎな気もしないでもないけれど、これがまたいい塩梅にバラバラに行動するので、単純に幅を広げる役に立っている。
　今巻投入されたのが、上半身ロリっ娘、下半身男子。
　頭と心は女の子であり、男性に関心有りというＢＬ要素。
　・・・流行を取り入れた感じではあるが、メイン読者層・・・というか、普通に読者層が「男性」に偏っているのはわかりきっているわけで、ちゃんとそっちに行かない展開も潔い（ならなんでチンチン投入したのかという部分もあるが）。

　バカな勢いでエッチする成年コミックは多いが、バカに勢いでエッチしないお色気マンガという部分がいい。

　ユリアたちの基本思考はエロいったくなわけで、くるぞくるぞ・・・ほらきた！という、ホラー作品の文法がそのまま当てはまる。
　読ませて裏切らないそんな評価が当てはまる作品。

感想投稿日 : 2020年9月20日

読了日 : 2020年9月19日

本棚登録日 : 2020年9月20日