ソウルドロップの幽体研究 (ノン・ノベル 785)

著者 :
  • 祥伝社 (2004年8月1日発売)
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本棚登録 : 680
感想 : 52
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まず謎の怪人がいる。
同作者の他作品での登場人物や名前が出る。
後日談が事件と関係の薄い人視点で語られる。

しかも命と同等の価値の物を奪う怪人、ロボット探偵&怪人のせいで弱視になったグラサンイケメンのコンビ、政界の超大物の孫娘、と中二臭さ全開の設定。
そして意味不明な後書き。

などなど、ブギーポップシリーズを読んだことのある人なら「この人は相変わらずだなぁ〜。良くも悪くも」と思うであろう本作品。

読み終わった直後の感想は、普通。

というか、淡々と進みすぎて山場がない。

続き物前提で書いているせいか、この一冊自体が起承転結の起となってしまっている感じ。

正直、人物設定の説明だけの為に話が書かれている気がした。

まあこの作者は後付け設定していって面白くなる場合もあるので、続編に期待しましょうかね。

でもこの人の新シリーズは読む度に新鮮な驚きがあったのに、今回は無かったな〜。私は少し物足りないと感じました。以上。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 八景
感想投稿日 : 2010年12月11日
読了日 : 2010年12月11日
本棚登録日 : 2010年12月10日

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