著者は自身を愛国者と称し、改憲派の立場を示しているが、排外主義性を帯びた愛国心や自由が制限されうる自民党の憲法改正草案に警鐘を鳴らす。愛国心はしばしば都合よく解釈されたり、国民は常に愛国者でなければならないと美化される。昨今のナショナリズム的な実態は本書で何度も指摘されており、真の"右翼"とは何か考え直すきっかけにもなった。
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- 感想投稿日 : 2021年10月2日
- 読了日 : 2021年10月2日
- 本棚登録日 : 2021年10月1日
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