今オフは、松井秀喜が移籍したり、ポスティングで岩隈を入札したり(契約には至らなかったけど)と、
話題が上がったオークランド・アスレチックス。
総年俸がヤンキースの3分の1ほどにも関わらず、
地区優勝をするほどの戦績を納めている戦略が、
「セイバーメトリクス」
これは、日本でいうとこの前楽天監督の野村さんが提唱した
「ID野球」に近い感じです。
野球統計学を元にチームを作り上げている、
GMの『ビリー・ビーン』がこの物語の主人公。
「野球はアウトを27個とられるまで終わらないゲーム」と定義し、
打率よりも出塁率を重視、盗塁・犠打をしないなど、
これまでの野球における固定観念を覆しつつも、
理にかなった独自の野球観がふんだんに盛り込まれています。
ただ、この野球観からは想像できないほどの短気な
ビリー・ビーンの人間臭さ、
他球団では相手にされないような選手が、
アスレチックスで光輝く様子なども描かれていて、
ストーリーとしても楽しめます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経営
- 感想投稿日 : 2011年2月6日
- 読了日 : 2011年2月6日
- 本棚登録日 : 2011年2月6日
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