どこかの街の片隅で

著者 :
  • 講談社 (2008年5月16日発売)
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本棚登録 : 44
感想 : 17
3

老猿とクリーンスタッフはおもしろかった。
なーんか話が続きそうな感じもあったので、
短編だけど、あとでいろいろ繋がってくるのかと思いきや、
最後までバラバラなただの短編集だった。
特に老猿の方は、もうひと事件ありそう感ありありだったので残念。

三十年後と青の告白は、
うーん、ちょっとだらだらした印象。
三十年後は、ラストがあんまり好きじゃなかった。

ラストの花曇りは結構好き。
これは実際の人をモデルにしている、と考えていいのか?
広島での碁の対戦ってのはきいたことがある。
これは、ちょっとしたショートムービーな気配。

短編集です、と言われれば納得するしかないんだが、
なんだかまとまりのない一冊だったなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2014 年 2月3月4月読んだ本
感想投稿日 : 2014年2月13日
読了日 : 2014年2月13日
本棚登録日 : 2014年2月13日

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