鼓笛隊の襲来 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2011年2月18日発売)
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本棚登録 : 733
感想 : 106
5

三崎ワールドは長編も良いし短編も良いです。
台風の日に読み始めたこの短編集も面白かったです。
台風のように鼓笛隊が襲来する世界の表題作、本物の象のすべり台「象さんすべり台のある街」、浮遊都市にいる恋人と地上にいる主人公の「遠距離・恋愛」、消えてしまった下り列車に乗っていた人の喪失を受け入れる「同じ夜空を見上げて」が好きです。「校庭」はとても怖くて。
「覆面社員」にあった「バスジャック規制法」に、繋がっている世界なのだなと思いました。「同じ~」も、まだ読んでいない作品に繋がるらしいです。
これからも三崎ワールド、読んでいきます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2018年7月31日
読了日 : 2018年7月31日
本棚登録日 : 2018年3月31日

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