小説のような、絵本のような、不思議で優しくてちょっと寂しいお話です。
「ホテルカクタス」というアパートで暮らす、帽子ときゅうりと数字の2の3人の日々。
読んでいると、3人が人間のように感じられるのですが、きゅうりが濃緑色に日焼けする、というような描写で「ああ、そのものなのだ」と改めて気付かされるおかしみがありました。
アパートの中庭に住む黒猫のお話もよかったな。
好きな空気の世界でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2018年7月3日
- 読了日 : 2018年7月3日
- 本棚登録日 : 2017年9月21日
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