天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房 (2009年9月30日発売)
3.99
  • (131)
  • (190)
  • (98)
  • (12)
  • (4)
本棚登録 : 1628
感想 : 132
4

面白かった〜!巻数の多さに怯んでたけどグイグイ読めておすすめして頂いて感謝です。
人間、自ら改造してる人間、原住民?の知性体、アンドロイド…と多種多様にたくさん出てくるけど、この人誰だっけ?という混乱を全くしないのもすごい。何故か個別の意識を持ってる《石工》のクレヴが好き、話し方がかわいい。
加えて、惑星ハーブCの植民地メニー・メニー・シープの歴史や〈領主〉の悪政と《海の一統》との対立もてんこ盛り。世界観作り込んであって好みです。
《ラバーズ》は「そうだろ」となりました。エランカ議員がどうなるかだ。
別行動とってるカドムとアクリラ、それぞれ大変なことになっているので下巻も楽しみです。初期の自治政府に、宇宙士官アウレーリア、建築家ラゴス、医師セアキって書いてあるので、カドムとアクリラはそもそも甲板長→領主に対抗する血筋みたいな…。ラゴスはこの時点でアンドロイドだったのかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年9月1日
読了日 : 2023年8月31日
本棚登録日 : 2023年8月27日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする