ふる (河出文庫 に 9-1)

著者 :
  • 河出書房新社 (2015年11月6日発売)
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本棚登録 : 2330
感想 : 212
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面白かったです。
花しすに自分を投影してしまって辛い読書でしたが、最後は光があって、わたしも生きていこうって思います。
わたしも「優しい」とよく言われるのですが自分では全くそう思ってなくて、優しいんじゃなくてそれは花しすと同じで「誰かを傷つけるのが怖い」だけで、「人が傷ついたとき、顔が歪むのを見るのや、流れている時間が止まること」が嫌なのだ、ということなのだと改めて気付かされます。能動的に関わっていないのです。
こういうところが基本的にキャンディである所以か…と思うのですが、これから花しすは周りの人と能動的に関わっていくのかな。眩しい、と思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年6月1日
読了日 : 2019年6月1日
本棚登録日 : 2016年12月3日

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