以前、アマゾンのPrime Videoで無料で見れていたが、いつの間にか有料になっていた。
エピソード1の途中まで見ていたが、有料なので見るのをやめた。
Prime Videoの「沈まぬ太陽」は本書の内容とほぼ同じだった。
本書を読み終わって、恩地元への報復人事の酷さに、思わず「ひどいなあ」と呟いてしまった。
現在では、コンプライアンスの面から、考えられないことが昭和の時代には普通に起こっていた。
「報復人事」という言葉が普通にまかり通っていた時代に、恩地元の生き様は不器用ではあるが、信念を通す生き方に感動を覚える。
国民航空本社では、飛行機事故が起き、事故隠しを行い、果ては美談にすり替えるという操作が行われていた。
恩地は、この事を組合委員長の沢泉からの航空便で知らされた。
アフリカ篇(上巻)はカラチの劣悪な環境に耐え、2年の任期を終え、日本に帰れると思っていた恩地が、今度はテヘランへ飛ばされる、報復人事で終わる。
アフリカ篇(下巻)は報復人事による、さらなる苦難が恩地を待ち受けている。
物語とはいえ、事実を題材にした内容に、憤りを覚えつつ、下巻へ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
航空機事故
- 感想投稿日 : 2024年3月10日
- 読了日 : 2024年3月10日
- 本棚登録日 : 2024年3月10日
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