とける、とろける (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2010年10月28日発売)
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本棚登録 : 1508
感想 : 127
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快楽・性愛・混沌。激しく怖さもある9つの物語。秘密、いけないとわかっているからこそ燃え上がる関係には読みながらも心を激しく突き動かされた。
感情の動きや性描写は結構ダイレクトなものであるが、それがこの物語の良さを発揮している。

直接的な描写によって頭の中に描く物語は一層激しくなり、タイトルにもあるようにまさに「とろける」感覚になってしまった。
何度も読み返せる感じではないが、読書体験としてはとても興味深く最後まで難なく読み切ってしまった、好きな作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年11月13日
読了日 : 2022年10月15日
本棚登録日 : 2022年10月15日

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