ジーン・ワルツと対になったお話。
ジーン・ワルツでは最強を誇った論理だらけの理恵が、みどりに敗北する流れは予想通りとはいえ、納得感のある収束だった。また、伸一郎とみどりの関係性に、広がりを見せたことが面白かった。
嫁姑の関係はよく話になるが、婿と義母の関係を書いてるところが新鮮かも。
反面、妊婦の苦労の描写が足りないと感じる。50超えの妊婦が新幹線で検診に通うだろうか?発生学的な困難はたくさん書かれているが、妊婦のつわりに始まる生理的困難はほとんど描写されず、あっさり生まれてきたなーという感じ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年6月25日
- 読了日 : 2012年6月25日
- 本棚登録日 : 2012年6月25日
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