著者であるアンソニー・ホロヴィッツ自身が作中の登場人物=語り手となり、シャーロックホームズ物のワトソンの役割を果たしている英国ミステリ。散りばめられた手掛かりの見事さ、ワトソンに比肩する無能っぷり(失礼!あくまで推理上のこと)は、ホームズファンにも堪らない。主人公となるホーソーンは有能なんだが、これもホームズを思わせる偏屈ぶり。今後のシリーズで、もっと人物像に厚みが出て魅力が出るのかな。濃厚な読書だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自分_小説
- 感想投稿日 : 2020年3月11日
- 読了日 : 2020年3月11日
- 本棚登録日 : 2020年3月8日
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