江戸中期の絵師を巡る物語。
この時代、熾烈な争いが繰り広げられたのは武士の世界だけではなかった。
名前は知っている絵師や知らなかった絵師が登場します。
有名な尾形光琳の弟であまり知られていない(少なくとも私は知らなかった)乾山の苦悩が良く描かれている。
狩野派と等伯の確執もそれぞれの立場から描かれており面白い。
ちょっと日陰の人物にスポットを当てる葉室さんならではの視点が素晴らしいです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年12月8日
- 読了日 : 2015年12月7日
- 本棚登録日 : 2015年12月8日
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