コマ大数学科特別集中講座

  • 扶桑社 (2006年12月27日発売)
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「マス北野のコマネチ大学」というテレビ番組がある。(もう終わってしまった。残念。)京都ではKBS京都で水曜の深夜に放送されている。タイトルがちょっと気になって見出したのだけれど、これがまたおもしろすぎる。ビートたけしと東大の理系女子大生2人、そしてダンカン率いるコマ大チームと三者がそれぞれの方法で数学の問題を毎回1題ずつ解いていく。その問題が中3生くらいならば使える数式で(ときには小6生でも分かる内容)解けるものがほとんど。しかし、奥が深くてなかなか簡単には思いつけない。それを、ダンカンたちはまずしらみつぶしに調べていく。これは実はコンピュータがやる数値計算の方式。時間はかかるけど、間違わなければいつか解ける。現役東大生は手順を踏んで数式を立ててオーソドックスな解き方をする。そして、たけしは直感で解いてしまう。とにかく、このビートたけしという男はただ者ではない。その番組の解説に登場する先生が竹内さんで、たけしさんとの対談が本になった。たけしさんは本当に数学が好きなんだろうと思う。好きということがいかに大切かがよくわかる。好きこそものの上手なれ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 数学
感想投稿日 : 2015年4月27日
本棚登録日 : 2015年4月27日

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