正力松太郎と影武者たちの一世紀 巨怪伝 上 (文春文庫 さ 11-3)

著者 :
  • 文藝春秋 (2000年5月10日発売)
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感想 : 18
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嫌いになれない。人間として、例えば彼が上司だったり取引先だったら地獄だろう。現在進行中の核汚染も、この男の果てない欲望の産物だ。でも、正力の周りになんで皆集まったのだろう。彼のビジョン、大衆の欲望への理解、そしてコミカルなほどの独裁ぶりに惹かれて集まったのだろう(そして皆捨てられた)。ゴジラみたいな怪獣が好き?ゴッドファーザーみたいな暗黒神話が好き?本物のモンスターがここにいる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 昭和史
感想投稿日 : 2012年3月4日
読了日 : 2012年1月1日
本棚登録日 : 2012年1月1日

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