時と人 三部作の最後の主題は、なんと輪廻転生。
昭和初期の女学生の日常や戦前戦中ならではの無情感、日記の文章で見せる少年の背伸びした感じと、大人になってから語る当時の心境など、性別や年齢に関係なくリアルな心情を描く北村氏の真骨頂が随所に発揮されています。
また、スキップのラストで感じたような切なさではなく、むしろ希望に溢れたエンディングも素敵でした。
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- 感想投稿日 : 2017年12月31日
- 読了日 : 2017年12月31日
- 本棚登録日 : 2017年12月29日
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