岡山の山村や漁村での怪談(民話?)をテーマにしたホラー短編集。
表題作については「ゾンビ屋れい子」というお気に入りのホラー漫画で同じような話を読んだことがありそれほど怖くなかった。
しかし、どの話も方言で語られるからだろうか、日本特有のじめじめした恐怖が感じられる。
また、どれも怪奇にあうのは弱い立場の者たち(地位が低かったり、嫌われていたり、虐げられている者)というのがなんだかやるせない。
現状が苦しいものこそ魔界との境に近いのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年5月9日
- 読了日 : 2021年5月9日
- 本棚登録日 : 2021年5月9日
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