マリオネット園: あかずの扉研究会首吊塔へ (講談社ノベルス キG- 4)

著者 :
  • 講談社 (2001年10月1日発売)
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本棚登録 : 215
感想 : 21
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開かずの扉シリーズ4作目!

今回は、ここだ!というようなポイントがなく、何となくメリハリがなかったように感じた。
被害者たちが、ちゃんと登場しないまま死んでしまうので、それが原因かもしれない。
わたしは、犯人や探偵よりも、被害者がどんなキャラかで物語の深みが左右すると思っていて、被害者が魅力的であればあるほど(魅力的=聖人ということではない)、どうして殺されたんだろう、誰が殺したんだろうと、探究心が生まれるタイプなので、今回は被害者たちにまったく個性がなかったのが物足りなかった。

エレベーターのトリックは、なかなかおもしろかったが、車椅子用のボタンを押すだけで秘密の地下に降りれてしまうというのはあまりにリスキーではないだろうか?

ロープが長すぎる首吊り死体がでてきたときは、これはとてもおもしろい謎だ!!と興奮したが、ロープを切る時間がなかっただけだと瞬時に解決してしまって、残念だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月13日
読了日 : 2022年10月13日
本棚登録日 : 2022年10月13日

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