教養としての仏教入門 身近な17キーワードから学ぶ (幻冬舎新書)

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  • 幻冬舎 (2016年9月30日発売)
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感想
千と千尋に出てくる海の中の電車の行き先が「中道」って話はへーって思った

一 諸行無常「あらゆるものは変化する」→現実は変化する
物理学的に何事も変化していっている、世の中も自分自身も身体を構成する物質も思想も習慣も
でも我々の感情はその変化の事実を受け入れづらい。
自分自身変化するが、静止したアイデンティティは存在しない。
二 諸法無我「あらゆるもの我はない」→こだわるな
解釈①「あらゆるものは我(自分)ではない」
ものと自分とを切り離せ。ものに固執してしまう。オモチャに固執した子供。
解釈②「あらゆるものは我(=不変のアイデンティティ)を持たない」=諸行無常と表裏一体→そして変化してやまないからこそ解釈①固執するなが生きてくる
三 一切皆苦 いっさいかいく
「人生は苦だ!」
生命は必然的に苦を呼ぶ
苦からの脱却→ポイントは「悪循環からの脱出」 母だ苦の生産マシンを止める」例えばアルコール依存症、逆上。
四 涅槃静寂 ねはんせいじゃく
出発点が苦であるなら、終着点は苦の消失である
涅槃=火が消えた状態
四諦(したい)・八正道(八正道)→四つの真理と八つの修行メニュー
五 輪廻転生 りんねてんせい→死後のファンタジー
六 中道→快楽と苦行の両方の極端を避ける
釈迦の話
王族の家での生活→快楽、苦行に励む→苦、瞑想に専心→good
千と千尋の話
神々のお湯屋→苦行、カオナシの食欲と金銭欲の酒池肉林パーティ→快楽、海の中の江ノ電のような電車の行き先屋中道
七 縁起

読書状況:積読 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年5月23日
本棚登録日 : 2023年5月23日

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