君子は法によって、賞と罰を与えないといけない。そしてその権利を家臣に与えてはいけない⇦君子が家臣を制御するのではなく、君子は家臣に制御されてしまう。
賞と罰は、法に基づいて行わなければならない。それを徹底しないと、徒党を組んだり、君主に甘言を用いたりする臣が出てきて、国が乱れる。
そもそも人は自分(家臣)の利益になることを(人を憎まなくても)求めて行動するものだから、功績を挙げたものを賞する、命令通り行動しなかった者は例え結果が良くても罰すると、徹底することが必要。
古今東西、特に春秋時代に国が衰えた事例や強くなった事例を挙げて説明している。
現代にも通じることも多く、非常に勉強になった。
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- 感想投稿日 : 2016年2月21日
- 読了日 : 2016年2月25日
- 本棚登録日 : 2016年2月21日
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