考えるとは何か、そして考えるコツを筆者の豊富なエピソードを交えて理論立てて説明している著書。
『考える』とは言葉と言葉の新たな組み合わせを探す脳の作業。だから考えがまとまらない、考えが進まない時は、まず頭に出てきたキーワードを紙に全て書き出す。そしてそれらを分類していく。この時大切なのは、『切り口』を意識すること。一見無関係な言葉でも切り口を変えることで関連が出てくるものである。
効率よく考えるためのコツとして、制限を設けることで集中力を高めることや、課題を設定し考えに方向付けしてやることなどがある。
聞く力を養うことで考える力を高めることができる。『聞く』とは能動的に聞くことである。理解できたかどうかはその話を自分の言葉で言い換えられるかどうかではっきりわかる。
理解力とは言い換える力である。
会話も考えることも、少しずつ言葉をずらしていくという意味では同じ作業である。
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- 感想投稿日 : 2017年4月5日
- 読了日 : 2017年4月5日
- 本棚登録日 : 2017年4月5日
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