何をするにしろ「マニュアル」があると楽だ。
でも、生き方には「マニュアル」がない。
一般的に、主人公・古倉恵子はすごく変わった人間だと思われるかもしれないが、(全面的ではないにしろ)どこか共感できてしまう。
それは、誰もが「自分は社会の中で、どんなポジショニングを取り、どんな生き方をしていけばいいのか?」模索しているからではないだろうか。
何の迷いもなく、絶対的な自信を持って人生を送っている人なんて、そうはいないですよね。
第155回芥川賞受賞作。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年9月3日
- 読了日 : 2016年9月11日
- 本棚登録日 : 2017年9月3日
みんなの感想をみる