銀河鉄道の夜

著者 :
  • 集英社 (1990年12月14日発売)
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感想 : 100
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久しぶりに再読。以前は「銀河鉄道の夜」しか読まなかったが、今回は通して読んだ。
「ひかりの素足」が怖い。
地獄のような足に棘が刺さるつらい道を、子供達が泣きながら歩き続ける様子は、発想力が化け物。
風の又三郎が弟にだけ見える死神のように描かれるので、その次の章の「風の又三郎」の話も不気味さが残ってしまったね。
父親も送りを頼まれた人も、子供たちだけで雪山を先に行かせたら駄目でしょう、と思う。

「銀河鉄道の夜」は大人になって読むと、夜の電車の暗い中、外の風景の輝きが流れていく雰囲気が思い出される作品だと感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年9月8日
読了日 : 2021年9月8日
本棚登録日 : 2021年9月8日

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