相変わらず背筋がぞくっとする、けれどどこか哀しいホラーが朱川氏は得意だ。
全編的に日常に潜む、日本の土俗的な信仰や怪異のお話だが、いくつかは怖いのに、切なくなるお話が多く、読後感は怖い!というより哀しいな、という印象。
「八十八姫」という最後の作品の終り方は、少し意外。もっと違う終り方をすると思ったが、まぁ「らしい」のではないのでしょうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
こわい小説
- 感想投稿日 : 2011年4月30日
- 読了日 : 2011年4月29日
- 本棚登録日 : 2011年4月30日
みんなの感想をみる